駅前商店街から程近い、細い道路沿いに向かい合わせに建つコノラムガーデン、ブラムコート。 土地のオーナーから古い建物の改築を相談されたミサワホーム東京は、西沢大良建築設計事務所に設計を依頼しました。 設計した西沢大良氏がこの敷地を見たときに感じたのは「逆路面が暗く、狭い」ということであった。
逆路面にバルコニーを設けても、近所の住人の視線が気になり、カーテンを閉め切ってしまうことは容易に想像できました。 そこで、プラムガーデンの道路綿にはバルコニーを設置するものの、外壁はプレキャストを用いて一面の壁のように仕上げました。 バルコニーの外扉は雨戸を兼ねた有孔プレキャストとして通風を確保しました。 そして採光を得るために、2階上から屋上まで突き抜ける「ライトルーム」(吹抜け)を三箇所設け、2階の天井に半透明のFRP、3階から上の室内の壁の一部を半透明ガラスとしました。 1LDKから3LDKすべての部屋がライトルームに接しています。
ブラムガーデンと道路を挟んで正面に建つプラムコートは、メゾネット形式の同一プランが6部屋並んでいます。 道路面を全面窓ガラスとしているが、住宅用の小さな窓を用いることで、通風や眺望を細かく調節できるようにしました。 視線が気になる窓はカーテン一を引きつつ、それ以外の窓で通風や採光を得られることになりました。 周囲には敷地の特性を考慮しないワンバターンの集合住宅が多いが、西沢氏にとってはどの部屋においても快適性を確保することは当然のことでありました。 自社設計にこだわらず、条件が厳しい敷地であるからこそ西沢氏に設計を依頼したミサワホームです。